デジタル時代を生き抜く
オールラウンダーを目指して
NORIAKI SUZUKI
イノベーション
シニアマネージャー
鈴木 紀暁
仕事のやりがい
コンサルタントが”使えない”と言われてしまうのはなぜか
私はコンサルタントとして、前職含めて10年近く働いてきましたが、23年10月に自ら事業を創出するイノベーション事業本部に異動しました。クライアントの悩みを解決するパートナーとして在りたいという思いから、自分の描くこれからの世界を追求したいという想いが異動のきっかけです。
誤解を恐れずに言うと、異動を通じて気付いたことは「コンサルタントは"従"の存在だった」ということです。過去の私も含め、世の中のコンサルタントを貶めたいわけではありませんが、以前は自分の仮説を上司やクライアントに伝えればフィードバックが得られました。しかし、実際に事業を構築する際には、「この世界を実現したい」という自らの思いや熱意を、ステークホルダーや世の中に伝えるということが重要だと身を持って感じました。
コンサルタントという存在は、良くも悪くも客観性が求められます(責任感は大前提ですが)。そのため、「どこか引いた目線で物事を考える」という癖が付いてしまい、「自分の言葉と行動で産業を作り、世界を変える」という熱意によるのめり込みに踏み切れず、耳障りの良い言葉で済ませてしまう、というケースが起きやすいかと考えています。コンサルタントが”使えない”とは過激な言い方になりましたが、事業創出とコンサルタントのどちらが偉いという議論ではなく、求められる役割がそれぞれ異なると理解することが重要です。
候補者へのメッセージ
アカデミックへの想い
父親並びに大学のゼミの教授が事業会社やコンサルティングファームから大学教授に転身した経験があることから、私自身もゆくゆくはアカデミックへの道に進みたいと考えています。
大学在学中は経済学や経営学を中心に学んでいましたが、やはりどこか”教科書的”な理解に留まっていたいたように思います。しかし、コンサルティング実務や事業企画・立ち上げ・運用などの経験を多く積んだ今は、より洗練されたフレームワークや経営モデルに昇華できるのではと勝手な自信を持ち始めている次第です。
アカデミックとの関わりを絶やさぬ様、産学連携の業務には積極的に携わるようにしています。